トリコモナスの感染経路や症状、潜伏期間、検査方法をまとめました

トリコモナス（膣トリコモナス症）は、膣トリコモナス原虫（Trichomonas vaginalis）による感染症です。ウィルス性の感性症とは少し異なり、「原虫」とよばれる小さな虫によって引き起こされます。

トリコモナスに感染する大半は女性です。感染しているのに症状が現れない無症候性感染者が多いですが、症状が出る場合は膣炎の症状が出ます。また、HIVリスクを高めたり早産の原因となります。

トリコモナスの感染経路

トリコモナスの多くは性行為です。コンドームをしっかり着けてセックスをすることで効果的に予防できます。感染部位は性器だけなので、フェラチオ（オーラルセックス）で感染する心配はありません。

ただし、性行為以外での感染リスクもあります。タオルや下着に付着して感染することがあります。

女性の場合、膣炎でおりものに症状がでたり、違和感や痛みを感じることがあります。

感染しても3～4割の人は感染しても症状がでません。性病の中でトリコモナスの症状は軽い方です。治療が遅れて不妊の原因なるケースも少ないですし、日常生活に関わるような重大な後遺症もありません。妊娠中に早産を引き起こす可能性があります。

男性はほとんど症状がでませんが、症状が出る場合は尿道炎になります。男性は尿道口にトリコモナスが付着しても、排尿時に流されるためと言われています。

潜伏期間は男女ともに早くて3日、遅ければ1ヶ月以上です。感染しているのに症状が現れない無症候性感染者が多いため、検査をして初めて分かるケースも多いです。

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